文京シビックセンターで行われた「全国シェルターシンポジウム」のシンポジウム(大ホール)に参加しました。 ◎基調講演は、DV家庭に育ち、幼児期から父親に骨折するほどの身体的暴力と性虐待を受けたオルガさんの壮絶な実体験。 彼女は「解離性同一障害」になることで生き延び、成長して司法省で働き、数年前には本を出し、同じ被害者とその支援者のために講演を重ねています。 父親に人格を否定される日々の中で、隣に住んでいたおばあちゃんがハグしてくれて、「愛しているよ」「あなたはちっとも悪くない、悪いのはお父さん」と言ってくれたことで、今の私がいる。いい大人もいることが分かった、と。 そして、被害者を理解・支援する方法を話してくれました。
日本語通訳を介しての公演は2時間45分にも及び、しかし、ユーモアも交えながらの明快な表現で、満席の聴衆の心に強く訴えるものでした。
◎その後のシンポジウムでは、当事者団体・大阪のシェルター「SACHICO」・婦人相談員の団体・弁護士がそれぞれの立場から話をし、オルガさんが「皆が力を合わせることで暴力を無くしたい」と。
※このイベントは、昨年までは支援団体・当事者・学識のみのクローズドなものでしたが、今年は一般に理解を広げることが目的に叶うという判断から、般参加も認められるようになりました。インターネットで参加券を発売し、満席。当日券もありませんでした。
※オープニングセレモニーでは、主催者代表に続き、都・文京区・内閣府・厚労省・外務省(ハーグ条約室)から挨拶がありました。