養護施設を出て進学する学生を支援する、NPO法人学生シェアハウス「ようこそ」の総会とシンポジウムに参加しました。(https://www.npoyokoso.com/)
昨年4月のデジタル新聞ニュースで、私財を投じて事業を始められた理事長の庄司洋子さんの熱意に感銘を受け、応援の意味で入会したのです
アルバイトしながらの学生さん達の帰宅は夜中。日中に仕事をする勤労学生さんが「朝6時に朝食をとりたい」というのに対応したり。皆で食卓を囲むことができず、各人に対応する調理ボランティア、夜中でも話し相手をする宿泊スタッフの確保がかなり大変との苦労話も。
◎シンポジウムでは、養護施設を出て進学し、卒業された男女(ここのシェアハウスの利用者ではない)お二人の話も聴けました。 施設では、職員さんがお金の管理をしていたので、18歳でそこを出た後、自分が幾ら奨学金を借りているのか把握していない学生もいる。自分でお金の管理をして料理もできるようにするなど…このNPOでは、安全で安価な住まいの提供だけでなく、生活支援も大事な活動。
庄司さんが最後に話されたこと…「親と一緒に暮らしていても、悲惨な境遇にある子、ひどい食事をとっている子どももいる。 後々までその境遇や親との確執について引きずる人もいるが、学生には「これからの人生は、あなたのもの」と言っている。私自身のことでも、そう思っている。施設の職員さんにも、そう言って子どもを送り出してほしい。